
1日1冊が、たくさんの言葉に。
毎日1冊読み聞かせると、5歳になるまでに約30万語にふれる、という試算があります。まったく読まれない場合は約4,700語。
さらに、ページをめくりながら「これなあに?」「どうなると思う?」とおしゃべりしながら読むと、言葉がより伸びやすいことも報告されています。
ひざの上で、いっしょにページをめくる時間。
それが子どものことば・こころ・その先の人生にどうつながるのか、研究や公的機関の調査をもとにまとめました。


毎日1冊読み聞かせると、5歳になるまでに約30万語にふれる、という試算があります。まったく読まれない場合は約4,700語。
さらに、ページをめくりながら「これなあに?」「どうなると思う?」とおしゃべりしながら読むと、言葉がより伸びやすいことも報告されています。

脳の大きさは、生まれたときは大人の約4分の1。それが3歳で8割を超え、5歳で約9割、6歳で約95%になり、その後はゆるやかに大きくなるといわれています。とくに3歳までの伸びが大きく、米国小児科学会も赤ちゃんのころからの読み聞かせをすすめています。
3〜5歳の子どもの脳を調べた研究では、おうちで読み聞かせをよくしてもらっている子ほど、お話を聞いているときに言葉の意味を理解したり、場面を思い浮かべたりする部分がよく働いていたと報告されています。

国立青少年教育振興機構の調査では、子どもの頃に読書が多かった人ほど、自己肯定感・社会性・意欲などが高い傾向がありました。
とくに小学校に入る前後に「読み聞かせをしてもらった」「絵本を読んだ」経験は、人との関わり方や教養と強く関係していたそうです。
英国の追跡調査でも、10歳で本をよく読んでいた人は、42歳になっても語彙が豊かだったと報告されています。

27か国を調べた研究では、家に本が500冊ほどある家庭の子は、本がほとんどない家庭の子より、教育を受ける年数が平均で約3年長かったと報告されています。 20冊ほどでも違いが見られたそうです。
※ ここで紹介した研究の多くは「関係がある」ことを示すもので、読み聞かせだけで結果が決まるわけではありません。親子で楽しむ時間そのものを、大切にしてください。

日本でも「子どもの読書活動の推進に関する法律」で、読書は子どもが言葉を学び、感性や表現力、創造力を育てるうえで欠くことのできないもの、とされています。(条文)
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